日本は美しい文化と穏やかな人々で知られています。4つの主要な島と、6,000以上の小さな島々がある島国日本は、地理的、文化的、歴史的な面で豊かな多様性を持っています。日本の女性は繊細でスリムで若々しいことで有名で、日本人の平均寿命は世界一です。それは日本の文化や日々の暮らし方のおかげだと考えられます。私たちには理解しにくいかもしれませんが、彼らにとっては当たり前のことです。日本人に健康の秘訣を訊くと、不思議な顔をされます。彼らの暮らし方は何世代にもわたって培われてきたので、それを普通だと考えているのです。彼らの社会が先進的でありながらも健全な理由が、それで少し理解できるかもしれません。
個人主義の西洋諸国とは違い、日本人はグループで協力し合って物事を行うことに誇りを持っています。彼らの生活の中には、集団の一員として向上するという意識が強く根付いているのです。日本人の日々の目標は、自分たちの国をより良い、効率的な場所にしていくことです。彼らは日常のあらゆる瞬間を効率的に、健康に、そしてもっと良いものにすることを考えています。ですから、そのような生き方は外からは理解しにくいかもしれません。実際にそこで生活しなければ分からない部分も多いでしょう。私たちはその日本人の生活の全体像を、皆さんにもう少し分かりやすく伝えたいと考えました。日本人女性の長寿の秘密を理解するためには、これらの20の重要な暮らしの要素を探求する必要があります。それによって、全体像をより鮮明に捉えることができるでしょう。
1. 緑茶を飲む
緑茶は世界で最も健康的な飲み物とされ、多くの健康効果で有名です。緑茶は8世紀から中国で飲まれてきたもので、酸化されていない茶の木の葉から作られます。このお茶には様々な薬効があるので、長い間多くの文化圏で飲まれてきました。インドの文化では、緑茶は出血を抑え、傷の治癒をサポートすると考えられています。消化を助けたり、精神と心臓の健康を向上させ、さらには体温の調節もすると言われています。抗酸化物質や栄養素が豊富に含まれていて、摂取することで健康に良い影響をもたらすと考えられているのです。
緑茶の製造に使われる葉には、フラボノイドやカテキンといった生理活性化合物や植物の栄養成分が豊富に含まれています。これらは強力な抗酸化作用を持ち、フリーラジカルが引き起こす早期の老化や様々な病気につながる炎症を和らげます。緑茶に含まれるカテキンの中には、エピガロカテキンガレート(EGCG)という成分があり、その健康への潜在的な効果により、多くの研究の注目を集めています。EGCGは、健全な動脈をサポートし、「悪玉」コレステロールを減らす効果があるとされています。さらに、血栓の原因となる血小板の活動を抑え、腫瘍の成長を抑制することで、細胞をがんから守ると考えられています。
緑茶には、カフェインとアミノ酸のL-テアニンという、脳の機能を向上させる2つの成分が含まれています。定期的に緑茶を飲むと、脳卒中、糖尿病、心臓病、アルツハイマー病のリスクが低くなるとも言われています。緑茶の効果を最大にするためには、1日に2〜3杯飲むことをおすすめします。また、緑茶の抽出物はサプリメントにもなっていますが、その方法での接種は1日750ミリグラムを超えないよう注意してください。